未来は光のDONOR

石を投げ水面を皺寄せて消えていく

定刻の鐘が鳴り往く

 

日暮れの空にたった一つ浮かべては

追想を終えてまた還りゆく

 

未来は光のDONOR

模倣したドアを叩いて

無様に身じろぎもせず

いつになく月を見つめてた

 

埋もれたまだ見ぬ空

光見た水面が皺寄せて消えていく

時は無く 音も無く過ぎる

 

意思無く海に影ひとつ打上げた

水槽に浮かべても棺はない

 

埋もれたまだ見ぬ空

似た意思と憎悪抱いて

1と0の闇 向日の光

全部知った夏の日

 

水槽の脳

電子剥離に置去っていた

まだ白い君はデータ

電子の波に流された  

 

浮かべた剥離のSONAR

昔見た水面に皺寄せてまた消えた

終奏の鐘が鳴り止み

 

荒んだ空に亦一つ打上げた

追葬も間に合わぬ楔の罪

 

浮かべた剥離のSONAR

擬態した業を開いて

自在の神を 怒りの雨を

雁首に押し付けて

 

水槽の脳

電子剥離に置去っていた

まだ白い君はデータ

電子の波に流された  

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